楽な作業ではありません
包丁を研いでいて刃先がどんどんと鈍角になってくることがあります。
そうすると何がよろしくないか……
・刃先だけ切れても食材に包丁が入っていかない。
・食材を切ってる最中に抵抗を感じる
などなどの弊害がでたりします。
そんな症状を解決するためには「肉抜き」と呼ばれる作業をします。
こんな具合です。
随分と色が変わってる部分が多いと思いますが、平らな砥石で刃先から理想的な角度で研ぐとこんな具合になったりします。
この作業が必要ない包丁とやった方がいい包丁、世の中には両方存在します。
肉抜きは絶対しなきゃいけない訳ではありませんが、場合によってはオススメしております。
もちろん料金にも関わってくるのでやたらめったにやる訳にもいきません。
仮にやってもお客さんが実感しなければ無駄に費用がかかる結果だけがお客さんの中で残ってしまいます。
一回でバシッと仕上げようとすると労力と砥石の減りがすごいので出来るだけ緩やかに修正していくのが自分のやりかたです。
仮にですが、三徳包丁の簡単な見積もりをしてみますと…
例)
基本料金800円+肉抜き作業(三徳包丁)2000円 合計2800円
とかかってしまいます。
どっちにお金かけてるんだってお話になっちゃいますので、必要な方はお申し付けください程度のメニューとなっております。
じゃあどういう時にコレが必要になるのか……
とんでもない刃こぼれをした時です。
そうなると刃線の修正やら諸々別の費用がかかったりもします。
ぶっちゃけてしまうと普通に包丁を3本研ぐ方が楽です。
労力と金額が一致しないパターンですね。内容としてはメンテナンスというよりも修理に近い気がします。
うちのやり方としましては、
・定期的に持ってきてもらって少しずつ修正していく
・追加費用がかかる修理は極力避ける
です。
それでもやむを得ず修理する場合もありますが極力は基本料金の中でのサービスをと思っております。
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