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使っている砥石

 親知らずを抜いてすぐに作業を再開した中澤です。 運良く痛みや腫れが出ていないので早速作業を再開しております。 お題の通り業務で使っている砥石のご紹介です。 予想以上に砥石に関する問い合わせがありましたのでお答えしようかと思います。 入手が困難な場合は他の砥石も合わせてご紹介をさせていただきます。 荒砥 用途→刃こぼれや肉抜き あらとくん#220 荒砥の割に面が崩れにくいです。 研磨力もしっかりしています。 中砥 用途→切れ味回復のための下地 研承 礎 #1000 面が崩れる前に研ぎ終わるほど研磨力が相当高いです。 結果的には平面の意地ができます。 泥出しして水分を少し控えめにすると容赦なく削ります。 デメリットは性能の高さ故に練習用の砥石としてはオススメしづらいです。 研承 礎 #3000 用途→#1000の傷消し、切れ味向上 番手が変わりますが使い方や感想は#1000と同じです。 研承は人気のある砥石なので欠品することが珍しくありまでせん。 他に良い砥石があれば知りたいという方には次の砥石をオススメします。 田中砥石製作所さん から出ている「導」シリーズです。 普通に良い砥石なのでこれもピックアップしておきます。 導が面白いのは#6000の砥石がビトで作られているところです。 #6000クラスは大抵レジノイド製法で作られることが多く個人的にはあまり得意ではありません。 #6000なら仕上げで使っても問題ない番手ですので迷ったら1度試していいと思います。 作業するにおいては扱いの難しい天然砥石を使うより扱いやすい砥石を選ぶのも重要です。 過去に人造砥石と天然砥石でオススメするならどちらかというアンケートを取ったことがあります。 結果としては人造のがいいということになりました。 天然砥石は博打な面があり良い砥石に当たればいいが替わりが効かない。 良い石に当たらなければ研いでいてしんどくなる。 などなどのデメリットが多いです。 お客様から研ぎの質問をいただくこともあります。 人によっては頻繁に研ぐ人もいますので、そういう方は#1000を。 ちょっと間隔が空く方は荒めの#320や#400などを持っていてもいいと思います。 砥石の材料の研磨剤の話まで行くと少し長くなるので割愛しますが、個人的な好みはWAの砥石だったりします。 ブログ形式だと現代的ではないと思います...

またまた入院です。

 2025年に続き2026年の入院の予定です。 作業が立て込んでおりこの時期までズレてしまいました。 5/18より一泊二日で入院いたします。 その後は様子をみながらの作業です。 退院後、1週間ほどは受付のみとなる予定です。 お電話をいただいてもきちんと話せるかがわかりませんので、可能であればメールにてお問合せしていただければ幸いです。 すでにお伝えしている方もいらっしゃると思いますが、念のためこちらでもご連絡させていただきます。 様子見の間にお越しいただいた方には大変ご不便をおかけいたしますが、すでに予約されているお客様もいらっしゃいますので、順番はその後になります。 ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

何屋さんなの?

このタイトルを言われることが徐々に増えてまいりました。 神経締めのワイヤーなんて作ってればそりゃ言われます。 その経緯というのが、昔手作りで作ってもらったけど小さい魚には使えないとのこと。 シンプルだから作ってみようということで作りましたが、結構な手間でした…… 売り物にするにはちと不格好なので販売ではなく処分しといてくださいと言って押し付けました。 上記のこともあり手作業による採算が合わないからやらないという世の中になりました。 当たり前のことです。何も悪いことじゃありません。 しかし、それでは面白くありまでせん。 ルールや立場によってお断りするお店もあるとは思いますが、うちは楽しそうならやろうかというスタイルです。 結果的には持ち手の修理や形状変更など作業時間と請求金額が合わない事態に…… 研ぎに関しては刃先を研ぐだけなら誰でもすぐ習得できます。 最近youtubeなどでも研ぎの動画が少しずつ増えています。 手先が器用な人や感覚が鋭い人ならすぐ切れるように出来るでしょう。 祖母曰く「男で包丁も研げんのは情けない」だそうです。 昔は男の人がおうちでやる作業のひとつだったようです。 しかし、厚みの調整や形状の修正となると話が変わってきます。 刃物を削る量や残す厚み、切る対象によって使い手の印象が全く違うものになります。 何度も切れ味を探りながらお客さんと相談しつつ決定することもあります。 その中で最近は砥石の相談をよくお聞きします。 砥石は何使ってますか? 質問があるとお答えしておりますが、話す内容が多く、一言で終わらない場合はメモをとってもらうしかありません。 値段もピンキリです。 使ってる砥石の値段を伝えるとビックリされたりします。 高い砥石にはきちんちした理由があります。 ぼったくりの砥石じゃなければ高いのを使っていれば大丈夫です。 お仕事で調理をしているお客さんに使ってもらったところ 「使いやすい」 とのことです。 手入れもしてますし使いやすいコンディションにするのもお仕事の一部です。 それが出来ていれば一般の方でも使いやすく研ぐのが早い砥石に仕上がります。 ではコンディションを整えることができるかどうかです。 それもとても簡単です。 近年ではダイヤモンド砥石という画期的な物もありますので、非常に手入れが楽になっています。 砥石の販売をしている訳ではありませ...

またもや柄の修理

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最近修理しかしていない中澤刃物研ぎの中澤です。 そこそこ前のご依頼でしたが、掲載いたします。 使っていて刃がぐらつくそうです。 なんでも有名なフリマアプリで購入なさったのだとか…… 購入元に問い合わせても修理できませんとのことでお問い合わせをいただきました。 最悪は柄を壊して挿げ替える許可もいただきましたので早速作業を! 抜けない。 いくら叩いても抜けない。 当て木が壊れそうなほど叩いても抜けない。 やむを得ないので壊すことに…… おや?   口金の部分を割ってみると…… ほほう、なるほど…… アルミ製のチューブがこんにちは 中にはボンドがギッチリ 柄の中はこんな感じです。 プラスチックが解けてないから固定不足なわけですね。 金属チューブと柄の隙間に黒く薄いプラスチックのような膜もありました。 結果的には以下の可能性がありました。 1,中のプラスチックが解けてないので固定力がない 2,金属チューブと柄の接着自体が弱い 3,日本製かどうか怪しい 刃物の業界も色々工夫して生き残ろうとするお店や業者さんがいますが、これはよろしくない造りになっています。 でもユーザーはわからないわけです。 高い物には理由がありますが、ただ高い物を選ぶと痛い目を見ます。 逆もしかり。 じゃあどんな包丁がいいんだと言われると鍛冶屋さんから買うのが間違いないです。 包丁屋ではなく鍛冶屋です。 購入の相談をされることがありますが、参考になるかどうかわかりませんとしかお答えできません。 しかし、それでもそういう風に選びますとお客さんには伝えております。 本来家庭用の包丁は3本ほど買って大事に使えばそれなりに持ちます。 自分も包丁を5本持っていますが、今後包丁を増やすことはほぼ無いと考えています。 きちんと生産した職人さんと顔を合わせて直接購入したからこそ信頼して使えるわけです。 包丁は一生で何本も買い替えるのではなく、ちゃんと手入れして使えば物によっては10年使えるものもあります。 それ以上持つこともあれば、頻繁に研いで5年で次の包丁を買うこともあります。 良い物を長く大事に使う。 SDGsなんて言葉は昔から日本にはなかった言葉です。 元からそういう民族だったんですからこの機に包丁に向き合ってはいかがでしょうか。

業務用のあれこれ

業務用の包丁の料金などの変更をさせていただきますと告知させていただきました。 主に肉抜きや刃こぼれからくる刃先修正などの料金を調整いたしますとのことです。 業務用だけでなく一般でも事例としは発生いたしますのでご了承くださいませ。 まず肉抜きについて 立てて研がれて異常な鈍角や分厚い刃物がここのところ何故か急増しております。 三徳包丁、出番、牛刀などあらゆる種類の包丁を肉抜きしております。 正直現在の修理環境ではキャパオーバーとなっており仕上がりにかなりお時間を頂いております。 しかしお客さんの要望は修理して使いたいとのことですので直すしかありません。 今までは800円の追加だけで全て行っておりましたが、もう追いつかなくなりました。 かかる時間、コストの双方が限界を迎えました。 荒砥石もかなり減ります。 800円の追加は軽度のものとし、重症なパターンは2000円の追加をスタートラインとさぜていただきます。 あくまでスタートなので300ミリの出刃の修理となると2000円の追加ではお受けできません。 状態によってはお断りさせていただく場面も出てくる可能性もございます。 包丁本体の状態が良くないものに値上げをさせていただくということになります。 今までごくごく普通にご利用いただいているお客様には特に関係のない話になるかもしれませんが、ご報告をさせていただきます。 包丁の厚みと角度は一生付きまとう問題ですのでキチンと仕上げて欲しいと言う方はご相談くださいませ。

一般用と業務用

かなりご無沙汰しております。 中澤刃物研ぎの中澤です。 ここのところお客様から嬉しいお声をいただいております。 しかしながら疑問のお声も届いております。 ・単価間違ってない? ・商売やる気ある? ・誰がここまで求めるの? などなどの疑問をぶつけていただいております。 まずは単価。 ぶっちゃけてしまうと間違ってます。 三徳包丁一本研ぐのに15分あれば切れ味は回復します。 丁寧に角度を整えて研いでも30分。 更に研ぎにくい包丁であっても1時間あれば仕上がります。 問題はプロの包丁です。 1日に3本仕上がれば御の字なお仕事が最近増えております。 もちろんこのままでは廃業一直線なので価格を見直そうと考えております。 現在はプロ用の包丁が一般価格での提供になっておりますので、とてもじゃありませんがこのままのサービスではやっていけませんので考えております。 流石にプロ用は鋼も硬ければ厚み調整も大変なので同じ価格でのご提供は今後は適切な作業料金をいただくこととなります。 次に商売のやる気の有無。 あります。 大いにあります。 気持ちだけなら松本市の包丁をすべて研ぎたいぐらいです。 最後に誰がここまで求めるか。 特定のお客様が求めます。 切れ味と耐久性、刃先のカーブ形状の調節など包丁の性能の限界ギリギリのバランスを探りながらベストを見つけるやりかたです。 調理担当の方が楽になればそれだけミスが減ります。長時間の現場では道具の良し悪しが品質を左右します。 体が楽になると業務が円滑になります。 結果的には品質低下を減らすことができます。 個人的には気軽に品質向上とは謳いにくく何がどのように品質が向上しますかと問われると「料理がおいしくなる」は人によっては結果がわかりにくいという残念な声も存在します。 タバコ吸ってる人が料理の繊細な味がわかるのか? という声もそのうち聞こえるかもしれません。 感覚というのは非常に厄介です。 数値化したとしても個人が感じ取れなければおしまいです。 お客様や料理人の方々は「切れ味のいい包丁は仕上がりが明らかに違う」 肉や魚のドリップが出にくいならどういうメリットがあるか。 食材の予算が限られている場合は何で差をつけるか。 そのように食材と向き合える方にはうちで研がれた包丁はかなりお得だと思います。 さてさて、具体的にどのような値段の設定になるか。 気になる方...

お客さんのお店

最近は書く記事を毎日少しずつスマホでメモをして投稿していますので投稿の頻度を少し上げております。 このお仕事をさせていただいていると自然と飲食店からご依頼を頂くことがございます。 折角来ていただいてるのでこちらも行こうかなとなる訳です。 最も取引をさせていただいてるお店には月に1度は必ず行かせていただいております。 最初はお客さんで来てくれて、時が経つにつれていつの間にかこっちが客になるというヘンテコな現象になっています。 当たり前ですが、お客さんはこちらで仕上がった刃物をお使いになるわけですので、自然と切れ味に対して貪欲になります。 品質保持のためこちらも一切手は抜けません。 切れ味や使い勝手の向上がうちの看板になるわけですね。 どれだけ営業トークをしてその場を切り抜けても包丁の仕上がり次第では悪い噂が流れてしまいます。 その作業の確認のためご依頼主さんの作業風景を見せて頂いたり、客として食事をさせていただくわけですね。 その中でも特に御贔屓にしていただいている焼肉屋さんとパン屋さんは、包丁の話をすると必ず長話になるほどこだわりをお持ちです。 食材の断面や刃先がまな板に当たるまでの感触、食材の鮮度を落とさない工夫等の様々な工夫や使用感などの感想や刃物の仕上がりの良し悪しなど色んなお話をしていただいてます。 肉はわかるがパンが包丁で変わるのか。 飲食店や食品加工関連のお仕事に従事している方ならおわかりかと思いますが、パン屋さんでも以下のお悩みをお抱えです。 1.疲れている時に切れ味の落ちた刃物でする仕事の辛さ 2.サンドイッチの具材に使われる野菜 3.肉、魚、野菜の加工ほど包丁を酷使しないが故のメンテナンスの頻度 などがお悩みだそうです。 努力して研いでも納得のいく切れ味にならない。 練習しても結果に直結してるように感じない。 切れなくはないのでやむを得ずその刃物で仕事する。 聞けば聞くほどこちらが辛くなる内容でした。 そんな悩みを抱え向かった先はアパートの一角で営んでいる怪しい研ぎ屋だったそうです。 個人的な感想ですが、よくそんな怪しい店に持っていく気が起きたなぁ……と。 ただでさえわかりにくい立地のアパートで工房って雰囲気でもないところに持ち込むのは相当悩んだと思います。 好き放題書いてますが一番の原因はアパートでやってる自分が悪いとは思ってます。 しかも看板も...

退院からの予定

 ご無沙汰しております。 研ぎ屋の中澤です。 9月に入るなり早々入院した訳ですが、本日10日に退院いたしました。 まだ満足に日常生活に戻れる状態ではなく、通院しながらの受付となりますのでご不便をおかけいたしますがご了承くださいませ。 現在は受付が可能となっておりますが、作業については少しずつ進める状況となりますのでお待たせするかと思われます。 10月の中旬には通常営業となりますが、それまでは様子を見ながらの営業となりますのでよろしくお願いいたします。 中澤刃物研ぎ代表:中澤博雅

研ぎ講習2

 さまざまな相談を受け再度ご依頼主さんのところへ ある程度慣れてきたのでゆっくりと出来るかと思いきや…… あれしたこれもしたいとのこと 飲み込みの早い人の研ぎ講習は次々に要望があるので忙しいです。 平、切り出し、三角、丸の彫刻刀や鑿などゴロゴロと出てきました。 その中でも刃こぼれのあるものや鈍角になってるものなど多数ありある程度角度を直して依頼主さんへバトンタッチ。 しばらくご自身で研いでもらって確認を繰り返して仕上がったら実戦するの繰り返しです。 天然砥石にもチャレンジして感触のよい砥石をプレゼントしました。 金額や内容などの問い合わせ頂きますが、1回の講習で1万円以上かかることが多いです。 高いと思われますが、割り込みの包丁を研げるようになるか修正出来るようになるレクチャーは1時間程度で終わりません... オールステンレスの包丁の刃付け程度なら短時間で終わりますが、厚みが出てくると切れ味が鈍く感じたりなどのレクチャーまですると数時間かかったりします。 うちの研ぎ講習はあっさり終わらないことが多いです。 刃付けだけならyoutubeを見て真似すれば出来るようになります。 切れ味を鋭くするなら高番手の砥石を使えば鋭くなります。 そのなかでもこだわりのある切れ味を実現したい人や自分でカスタマイズしたい人、自分の研ぎ方を確立する第一歩にしたい人におすすめしております。 サッと研げるようになりたい人の依頼を受けない訳ではないです。 時間で区切って煮え切らない状態で終わる講習をしたくないだけです。 全く砥石を触ったことがない人が1時間で研げるようになるほうが難しいと思います。 それらをご理解いただけた方であれば申し込んでいただければ研ぎ講習をさせていただきますので、まずはご相談を。 場所や日程等の打ち合わせをした後に講習を開催させていただきます。

お店向けの包丁

同じ趣味で遊ぶ知人(複数)からショッキングなことを言われました。 知人には以前に和剃刀をプレゼントしており、自分が研いだ刃物を知っておりますのでその点を踏まえた上での発言です。 「パッと見の料金が安くて預けていいか悩む。この切れ味を知ってるから預けても大丈夫だけど、こだわる人は出さないんじゃないかな?」 「技術の安売りは良くないから単価上げたほうがいい。」 「誰でも出来るかもしれないけど専門職なんだからある程度は金額を貰うべきだと思う。」 とのことです。割とショックでした。 その人は割と人口の多い地域にお住いなのですが、安くて品質のいい店なんてほぼ無いという説明でした。 開業当初は「利用しやすい料金設定」でした。 専門職の人は既に決まった研ぎ屋に出してるものだと思い込んでおりました。 ここで非常に難しいのが和包丁の裏スキの修理、歪取りの二つです。 この二つが出来れば完全に修理が出来る研ぎ屋が名乗れます。 しかし、その二つは研ぎや修理の最終地点になります。 裏スキは設備の都合、そして歪取りは直接包丁を金槌で叩くというとんでもなくリスクの高い作業です。 もちろん包丁を直接叩くので傷が入ります。その傷を取るのも大事です。 それらが出来る研ぎ屋は限られており修行の内容も増えます。 磨き作業や鎬を整えるといった手間がかかる部分を料金に含めると今の金額では到底不可能です。 二足の草鞋はよろしくないのでしばしの間お試し価格をやってみようかと考え中です。 大抵は手早く修理してほしいということなので今までの料金でいいのか、はたまた最初から高い料金を提示するのか。 ぼったくりとは思われたくはないので思い切った料金を表示にするわけにもいきません… 刃先だけ研ぐだけなら苦労はしません。 ここのところ働き方改革などで研ぐ時間が確保できない。人手不足でしっかり研ぐ時間が確保できない等で修理が増えてるのも事実です。 現在仮に考えている内容をメモがてらに書いていくと… ・和包丁は鋼の部分だけが研がれていて地金部分は手付かずなこと多いので肉抜きが必須 ・刃線が真っ直ぐか凹んでいる(鶴首の状態)ことが多い ・凹んだ砥石の手入れによる裏側の両刃化 などなど… 修理内容としてはどうしても金額が高くなります。 どうしたものかと考えておりますが正直埒が明かないです。 少しの間お客さんの希望しだいで決めていこう...

連休などのご連絡

 少しばかり更新が滞っておりましたのでご報告も兼ての更新です。 令和7年8月の出張予定は1日、4日~7日が不在となります。 上記の日程は作業の予約や納品、回収ができなくなります。 8日以降はご予約作業や納品などもあり不在になることがあります。 ざっくりまとめますと…8月16日まではご予約と作業が難しくなると思われます。 ご不便おかけして申し訳ございませんが、以上が営業に関するお知らせとなります。 さてさて、ここからは別のご報告です。 うだるような暑さのなかお仕事をさせていただいておりますが…… わたくし、お恥ずかしながら体調が万全の日がほぼありません。 というのも腰回りに様々なダメージが蓄積しており、週に3日ほど通院したりもしております。 その中でも3年ほど前から「内痔核」、いわゆる痔に悩まされており円座クッションが手放せません。 通院して先生から手術の話もされるぐらいの内容ですので少し滅入っております。 ただでさえギックリ腰に日々怯えながら生活しているのに、次は内臓ときたものです。 車での走行で蓄積するダメージによるものなので、逃れようがございません。 手術となると連休をいただくことになるわけですが、世間のお盆休みは8月の2週目。 中澤刃物研ぎは営業しておりますが、遅れたタイミングでお盆休みを頂く予定となっております。 ご施設の包丁は修理や切れ味の細かな調整といったシビアな作業は、その間お受けできない状態となります。 ご依頼をお考えの方はお早めにお問合せを頂ければ幸いです。 よろしくお願いいたします。

研ぎ講習 1

研ぎ屋をやっておりますと、研ぎを教えてほしいというお声を頂くことがあります。 興味をお持ちの方はネットで調べてからのご質問というケースが多いのですが 「それでは間に合わない」 「やってみたけど上手くいかない」 「余計に切れなくなった」 などの理由により問い合わせを頂いております。 最近はまずネットで調べてみてから。 というのが現代の生活スタイルですので間違ってはいないと思います。 しかし、ネットでは手の感覚や実物の研ぎあがったか否かまでは予習が難しいと感じております。 自分の時はどうだったか。 今の砥石と出会うまで色々と使ってみましたが、知り合いの方から教えていただいた砥石の方が早く研ぎあがるのでそれを使っております。 腰痛持ちなものですから早く仕上がる砥石が必要なわけです。 そんな中、面白いご依頼がありました。 木工職人さんからのご依頼で「研ぎ講習をして欲しい」とのこと… 一般ではなく職人向けの刃物となると話が違います。 形をそのままに減っていく刃物が美しいと言われますが、刃物が綺麗で付加価値が上がるというのは大きな工房で仕上げる刃物がそれに該当します。 うちの商売のスタイルは少し違います… 今回は職人さんがご自身で使い、ご自身で研ぐ。 いかに早く研ぎ終わるかが重要です。 そのためには角度が重要ですが長くなるので一旦記事はここまでです。

出張に関するお知らせ

 現在特定の時期になると県内の施設の刃物を出張で研ぐ予定が増えつつあります。 それに向けてウェブサイトにて予定をわかりやすく掲載する予定です。 スマホからだとカレンダーが見づらいという問題がありますので、ウェブサイトに出張による不在をお知らせする告知欄を設けようと考えております。 おおよそではありますが、現在4月、8月、10月が出張予定となっておりますが、多少前後する可能性もあります。 出張直後は腰痛の緩和のため治療を受けるため、不在になることもございます。 研ぎに出そうとお考えの方には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解、ご協力をお願いします。

柄の修理 3

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 ジリジリと太陽の光が降り注ぐ中の作業です。 柄の修理も慣れてきたもので まずは割れ具合の状態の確認 茎が錆びて膨張してそうです… 次にリベットを外して柄を外します。 中身はこちら。 予想通りしっかりと錆びてます。 可能な限りサビを落としてパテを塗る作業へ。 パテによる茎の補強と延長を行いました。 パテ盛り、削り、再び盛る。 硬化しないと穴あけや削る作業ができないのでキッチリと1日待ちます。 そして接着と穴開けを行います。 厚い部分をある程度削りリベット用の溝を作ってリベットを打ち込みます。 削り→リベット挿入→削り→リベットを叩く。 厚みや小指のかかる部分を微調整 パテが見えてると見た目に違和感があるので筆塗りですが塗装します こんな具合で修理を行いました。 今回の修理は手間もかかっていますがパテや塗料、ニスの硬化時間が長いので結果的に時間がかかっています。 作業時間自体は慣れてくると短縮できますが、硬化時間は短縮できません。 料金自体も7500円と非常に高価です。 納期も1ヶ月ほどお待ちいただきます。 そうすると新しい包丁をゆっくり探して購入することもできます。 それでも修理して使いたいというお声を頂くので作業をさせていただきました。 他の業者さんでうちより安くでやってるところはあると思います。 しかし、その業者さんを見つけるのが大変なようです。 あとは直接会って話をしてから預けたいという気持ちもあるのかもしれません。 また何かしら珍しい作業があれば記事を更新しようと思います。

修理?新しいメニュー?

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 ここのところ肉抜きや形状修正など様々なご依頼をいただいております。 そのなかでも厚みを抜きつつも和包丁のように角度をつけてほしいというご相談を受けることがあります。 両刃を片刃っぽくするかというとそういう訳でもないようです。 刃物は背に向かっていくと厚みが増してきます。 それはごくごく普通のことですが、研ぎすすめて行くと角度は一定でも厚みが出てきます。 それを肉抜きするだけではなく擦り減った包丁の厚みを抜き、角度をつけ鎬を作ってほしいという内容でした。 可能だけれども手間暇がかかる内容をどうするか… 普通の肉抜き程度なら何も問題ないのですが、他の業者さんだと肉抜きした後に鈍角の刃が付いておりそれが気になるという内容でした。 「厚みのある両刃を肉抜きしつつ左右で鎬を作り和包丁の様に仕上げてほしい。」 過去の記事の「楽な作業ではありません」 で記載した内容をご希望ということでした。 色々な説明をした後に了承をしていただき、打ち合わせをしつつ作業をいたしました。 画質はよくありませんが参考までに掲載いたします。 このようにゴッソリと肉を抜き形を成型しました。 刃こぼれのリスクもありますが了承済みといういことで作業をさせていただきました。 最近は研ぎよりも修理に近い作業を多数頂いておりまして、修理内容によってはお時間をいただくことになっております。 画像の包丁になると基本料金に2000円ほど上乗せになりますので三徳包丁であれば標準作業で2本研いでもお釣りがでます。 洋包丁ですと左右肉抜き+研ぐ作業ですので非常に時間のかかる作業となるのでお安く引き受けることができません。 まずは追加で800円かかりますが、そちらのオプションを選択していただくほうが無難かもしれません。

柄の修理 2

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作業が順調に進み、程よく仕上がってきましたので更新です。 片側を接着し穴開け 反対側も接着します。 反対側の穴を空けざくりを入れます お次はリベットを装着します リベットを装着し、表面を整え完了です。 とこんな具合で作業を進めました。 研ぎの作業や出張などもあり時間がかかってしまいましたが持ち手の修理を受け付けてくれる業者さんが減ってるとのこと… こちらもできる限りのことはしたいとは考えておりますが、研ぎや事務作業を一人でやってますので時間が取れる間にやってしまおうという具合です。 時期によってはお引き受け自体が厳しくなる場合もありますので、時間がかかってもいいからお願いしたいとお考えの方はまずお問合せくださいませ。

柄の修理 その1

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ご無沙汰しております。 中澤刃物研ぎの中澤です。 現在包丁の持ち手部分の修理の相談等がありまして、お引き受けすることとなり作業をしております。 そのために以下の物を手作業で作っておりました。 ホームセンターで木材を購入しおおまかな線をペンで描きこんだ後に切り出してます。 大まかに切り終えたあとは半分に切り、穴をあけたりなんやかんやで取り付ける本体側の加工へまいります。 リベットの頭の部分をドリルで外しこの状態でマイナスを突っ込みます。 そして柄を外したのがコチラ↓ 残ったリベットのピンを外し日を改めて続きの作業を行います。 ここまでで一旦終了です。 この後は接着のためサビ落としや下処理など行っておりますが、作業途中なので記事は一旦ここまでとなります。 今回の柄の修理は道具をある程度揃えて実践しましたが手探りな部分も多くまだまだ効率化されていません。 ですのでもっと効率のいい作業や道具等を模索しつつ作業しておりますので仕上がりに時間を要します。 また進展等あればブログを更新いたします。

料金の改定のお知らせ

 中澤刃物研ぎの中澤です。 今回は料金の改定によるご連絡をさせていただきます。 2025年(令和7年)4月1日より現在の表示価格より+100円の価格改定をさせていただくことになりました。 またそれに伴い果物ナイフの項目がペティナイフへの変更となりますのでこちらも値上がりとなります。 お客様には大変申し訳ありませんがご理解、ご協力をお願いします。 今まで現在の価格でさせていただいております作業が非常に難しくなっており1月より検討しておりました値段の改定をさせていただくこととなりました。 昨今は原油高による物価上昇や水道、電気などのインフラ関連の値上げに伴い日々の作業での値段の管理が厳しくなってきております。 現在使用している砥石も値段がまだ安い時期に購入したもので、可能な限り値段を変えずにと考えておりましたが、砥石の在庫状況としましても新たに購入する砥石が値上がりしている状態となっております。 サービス、仕上げの品質低下だけは避けたいと考えておりますのでご理解、ご協力のほどお願い申しあげます。 中澤刃物研ぎ代表:中澤 博雅 所在地:長野県松本市野溝西1丁目8-51 クリエイティブ野溝102号 電話番号:080-5345-8363 E-mail: nakazawa.hamonotogi@gmail.com ウェブサイト: https://sites.google. com/view/nakazawahamonotogi/% E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0 改定後の研ぎ料金 刃渡り180mmまで 三得包丁   900円~ 菜切り    900円~ 刃渡り140mmまで ペティナイフ 800円~ 果物ナイフ  廃止 210mmまで 牛刀     1100円~ 筋引き    1100円~ 211~240mmまで   1400円~ 241~270mmまで   1700円~ 271~300mmまで   2000円~ 片刃 出刃、薄刃 165mmまで     1400円~ 166~180mmまで    1700円~ 181~210mmまで  2000円~ 柳葉 240mmまで     1400円~ 241~270mmまで  1700円~ 271~300mmまで  2000円~  その他 蕎麦切り      250...

変化が出てきた作業

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 ご無沙汰しております。 少しぶりに更新です。 早いもので前回の更新から1ヶ月ほど経過しましたね。 世間では終業式や卒業式、決算月というのもありまして大慌ての時期ですね。 そんな中、こちらも通常のお仕事だけではなく変わった刃物も入ってまいりました。 はい、裁断機の替え刃です。 長さは45cmほどでしょうか。 担当者さんが受けたものの研いでいた業者さんが廃業したのだとか… 県内でも廃業した研ぎ屋さんがいまして、そのお鉢が回ってくることもありました。 やはり研ぎ屋は儲からないので少なくなる一方ですね。 包丁の材料も鋼からステンレスへ移行していますし、それ以外の鋼材でも研げなくてはなりません。 さてさて、この長い片刃の刃物をどうしようかと悩んでおりました。 真っすぐに研ぐのはいいとして、小さな刃こぼれ、真ん中の凹みが確認できました。 長い刃物を真っすぐに研ぐってとんでもなく集中力が必要なので作業できる状態が少しだけ限られます。 あれやこれやで修正と研ぎが終わったものの、重量があるので万が一落としてしまったらと考えるとゾッとします。 体が出来上がった大人ですら足に落とせば指が足から離れてしまいます。 じゃあ成長途中の学童だった場合は……考えるまでもないですね。 ですので納品や取り付けの際は生徒さんが少ないか出入りしない時間帯じゃないと納品に行くのは遠慮させていただいております。 もちろん作業の際は自分にも危険が伴うのでピリピリしております。 以上の条件で担当者さんと教師の方々に了承していただけたので今回はお受けさせていただいた次第です。 これからも全てにおいて安全第一でいきたいとおもいます。

シーズンオフな刃物

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 年末年始はお肉を取り扱う業者さんからのご依頼でてんてこ舞いでございました。 ご利用いただいたお客様に感謝してもしきれません。 さてさて、現在はシーズンオフの刃物といえば園芸や山林関連の刃物となります。 こちらは鉈鎌です。本数は30。 薮を切り払うのに使われるのでタフな刃をつける必要があります。 この状態は大まかには研いでありますのであとは砥石で仕上げるだけです。 来週には仕上がる予定ですので今週に進捗のご報告だけ差し上げる予定です。 パソコンが修理中ですので画像が小さいかもしれませんがご了承くださいませ。